7952 (株)河合楽器製作所
株式会社 河合楽器製作所は、静岡県浜松市中区に本社を置く大手楽器メーカーで、ピアノ販売では世界第2位のシェアを占めます。
直販が主体で、音楽教室事業、素材加工との3本柱です。
中国など新興国を強化中です。
その概要を見てみると、日本楽器製造(現・ヤマハ株式会社)に勤務していた河合小市が独立し、1927年(昭和2年)に河合楽器研究所として設立されました。
1935年(昭和10年)に合名会社、1951年(昭和26年)に株式会社へと改組し、1952年(昭和27年)に河合小市が死去すると、1955年(昭和30年)、娘婿の河合滋が社長に就任。
1956年(昭和31年)にカワイ音楽教室を創設、音楽教育事業によるユーザ層の拡大に乗り出すと共に、1989年(平成元年)に河合弘隆が社長に就任し、滋は会長に専任となっています。
河合滋が社長を務めていた頃は、業界に先駆けてピアノの割賦販売を打ち出すなど、同業のヤマハと切磋琢磨し、日本の音楽普及に貢献しました。
バブル時代にはゴルフ場事業等にも進出し、非ピアノ事業の育成を企図した多角化を行ったが、近年はピアノ事業に回帰する姿勢を鮮明にしています。
ピアノを中心とした楽器製造・販売のほか、近年はカワイ精密金属など(長野県)でピアノの部品素材のノウハウを生かした半導体素材の生産も行っていて、かつてはDTM関連製品やムーンサルト、F-I、Rockoonシリーズ等のエレキギター/エレキベース、K5000シリーズなどのシンセサイザーを製造・販売していたが、現在では楽譜作成ソフトウェア「スコアメーカー」や入力用の小型キーボード「HYPERCAT」を除き撤退している。出版部門は「カワイ出版」のブランドで、多くの楽譜、音楽書を出版している。音楽書以外にも絵本等の出版も行っている。
また、ピアノの製造過程で出る端材を活用して、木製の玩具なども発売している他、学校向けのスポーツ用具[注釈 1] も製造している
ヤマハが特約店方式で各地の楽器店と契約しているのに対し、全国に直営店を展開している。
グランドピアノは1990年代まではドイツ製ピアノの影響が強い製品を製造していたが、現在ではスタインウェイの特徴を取り入れ、近代化されたRXシリーズを中心に、手作り工程と入念な出荷調整を取り入れた高級機SKシリーズ、コンサート用のSK-EXシリーズを出荷している。アップライトはKシリーズを出荷しています。
いずれも炭素繊維強化プラスチックを採用してレスポンスを改善したアクションを特徴としていて、また騒音対策としてエニタイム仕様やピアノマスク仕様のピアノも出荷しています。
他にも外装部が透明アクリル樹脂でできているクリスタル・ピアノ「CR-40A」を受注販売しています。
連合赤軍あさま山荘事件の発生当時、連合赤軍に占拠されたあさま山荘の所有者であったようです(正確には当社の健康保険組合の所有)。
2016年8月30日 火曜日 15:01 表参道
時価総額は売上高の1/3以下で、利益も少なからず出ていますし、財務も悪くはありません。
かなり割安感がありますので、おすすめ銘柄にもしたいところですが、若干チャートで見ると高値圏にあるのが残念です。
私の投資判断は買いです。
ポートフォリオには必ず組み込みたい、割安な銘柄だと思います。
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