6367  ダイキン工業(株)

ダイキン工業株式会社は、日本の大阪府に本社を置き、世界五大陸38ヶ国に拠点を持つ空調機、化学製品の世界的メーカーです。

略称は「ダイキン」。

空調事業(エアコン)の売上高は2010年からキヤリア社を抜き世界第1位、またフッ素化学製品でもデュポン社に次いで世界第2位、換気事業においても世界第1位のシェアを誇ります。

約150か国に事業展開し海外売上比率は7割、全従業員の8割が日本国外で働いています。

日経平均株価採用銘柄です。

中国・格力電器と多面提携しています。


概要・沿革を見ていきましょう。

1924年(大正13年)10月25日 - 創業者の山田晁により合資会社大阪金属工業所として創業されました。

1934年(昭和9年)2月11日 - 大阪金属工業株式会社として改組・設立(代表取締役:山田晁、取締役:加藤剛介・岡村一夫、監査役:松田隆亮)。

当時の主な製品は内燃機関、精密機械、航空機部品などでした。。

1936年(昭和11年) - 南海鉄道(現・南海電気鉄道)2001形向けに日本初の鉄道車両用の冷房ユニットを製造しています。

また、戦時には海軍イ号潜水艦の空調設備も手掛けていました。

当時の潜水艦において、冷房装置の装備は画期的であり、南太平洋での長期作戦行動を可能とした一因です。

1951年(昭和26年) - 日本初のエアコン開発に成功しました。

ビルなどの業務用空調設備を得意とし、現在も40 %という圧倒的なトップシェアを誇っています。

また、家庭用ルームエアコンでは日本国内シェアトップのパナソニックに次いで2位です。

これは、冬季の加湿機能と夏季の除湿機能を併せ持つルームエアコン「うるるとさらら」がヒットしたことに加え、競合する家電メーカーのような系列販売店網を持たないゆえ、販売力の強い大手家電量販店チェーンへ積極的に販路を開拓したことが功を奏したものと思われます。

1963年(昭和38年) - 社名を「大阪金属工業」からダイキン工業に社名変更しました。

1972年(昭和47年) - 欧州現地法人として「ダイキンヨーロッパ」を設立、その後アジア・オセアニア、北米・中南米にも生産・販売拠点を設け世界的に事業を広げています。

海外ではダイキンブランドの確立に成功し高級の証として認識されています。

2006年(平成18年)5月 - 大手空調メーカーのOYLインダストリーズ(マレーシア)を買収しました。

買収後は売上高1兆円を突破し、経常利益も1000億円超を見込んでいます。

相互の得意技術の補完とOYLの持つアメリカ販売網(OYL傘下で、業務用空調で世界4位のマッケイ・インターナショナルが中心)を利用してアメリカでの空調事業へ再進出しました。

2008年(平成20年) - 環境省からエコファースト企業として認定されました。

環境省には2010年度までに生産時の温室効果ガスのグループ総排出量を二酸化炭素換算で140万トン以下(2005年度比で50%以上)に削減することや国内のフッ素化学工場におけるHFCおよびPFC排出量を2010年度までに2005年度比90%以上の削減となる15万トン以下にすることなどを約束しました。

国内のみならず消費電力削減効果の高いインバータ商品を、中国市場ではインバーター機を、中国や北米、欧州ではハイブリッド油圧商品を普及させることも併せて約束しました。

2012年(平成24年) - アメリカの住宅用空調大手のグッドマン・グローバルを買収し、北米市場でのシェア拡大に向け事業拡大しました。

かつて1934年に住友金属工業(現:新日鐵住金)が資本提携を行い大株主になって以来住友グループの一員として活動し、住友出身者を役員に据えてきました。

しかしながら現在では多数の金融機関が株式を握り住友金属工業から完全に資本独立しています。

住友グループとは主要株主に三井住友銀行が入ることで繋がりを維持している、一方で三菱グループである三菱東京UFJ銀行や外資であるバンク・オブ・ニューヨーク・メロン、ステート・ストリート、BNPパリバ、ノルウェー政府年金基金も主要株主に名を連ね関係が強まっています。

また企業ではパナソニックとトヨタとの資本関係を持っています。

大ぴちょんくん 誕生物語【ダイキン】

 

大阪に行ったら、ぜひとも見てこなければなりませんね(笑)


さて、投資判断ですが、時価総額は売り上げ高の1.6倍で、営業利益率は10%超ですね。

チャートは右肩上がりの上昇トレンドで、歴史的な高値更新を続けていますね。

企業の成長は止まっていません。

ナンバー1企業ですから、まだ伸びる余地があります。

信用買いは若干多いです。

私の投資判断は買いです。

圧倒的なお得感は感じませんが、分散投資の1社としては、十分魅力的だと思います。

株式投資家の暮らしと夢

初めまして、kurasitoyumeと申します。 wiki等の情報を参考に、企業情報を確認して、その銘柄の投資判断くだす記事をメインに書いてます。 サブ記事でポケモンGOレポートを書いています。

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