4042 東ソー(株)
東ソー株式会社は、日本の総合化学メーカーです。
本社は東京都港区にあるが、登記上本店は山口県周南市(旧・新南陽市)です。
旧社名は東洋曹達工業で、東京証券取引所一部上場です。
同社の企業メッセージは「明日のしあわせを化学する」です。
塩ビ・苛性ソーダ大手で、石化も展開しています。
免疫診断装置・試薬や触媒、歯科材料など機能製品を強化しています。
概要を見てみましょう。
苛性ソーダ、塩化ビニルモノマー(VCM)、ポリウレタンといった「ビニル・イソシアネート・チェーン」事業に加え、石油化学事業(オレフィン、ポリエチレン、合成ゴム等)や機能商品事業(無機・有機ファイン製品、計測・診断製品、スパッタリングターゲット、電解二酸化マンガン、ジルコニアセラミックス、石英ガラスなど)をコアとして事業展開を行っています。
南陽事業所は、単一工場としては日本最大規模となる敷地面積(300万m2)と自家発電設備(825,000kW)を有し、周南コンビナートの中核をなしています。
設立当初から日本興業銀行(現・みずほ銀行)と関わりが深く、4代目から7代目の社長は同行の出身者でした。
塩ビモノマーの生産能力は、後述の爆発事故以前の2011年時点で120万トン(日本国内の3割強)を占めていました。
事故
平成23年11月13日午後3時24分頃、南陽事業所(山口県周南市関成町)第2塩ビモノマープラントで、塩ビモノマーなどを抜き出す作業中に爆発事故が発生しました。
火災により塩化水素ガスが漏れたため、周南市、下松市の住民には屋内待機が呼びかけられました。
爆発事故により、規制値の155倍にあたる二塩化エタンを含む排水が海に流出しました。
また、この事故で男性社員1人が死亡しました。
事故で焼けた設備の再建には100億円単位が必要となる見通しが明らかにされています。
11月25日、事故調査対策委員会が東ソーにより設置されました。
その後、東ソー南陽事業所内に爆発で吹き飛んだプラント設備の一部がモニュメントとして置かれています。
東ソー 会社紹介 「明日のしあわせを化学する」 全編
投資判断ですが、時価総額は売上高と同じくらいで、営業利益率は15%を超えています。
チャートは右肩上がりで歴史的高値圏で、最近は信用買い残が急増して信用倍率が1倍を超えました。
ここ数年、売上高が減少する中で利益率を高めてきたことと信用倍率の高まりから、そろそろ天井かなという印象を受けます。
私の投資判断は今回は見送ります。
1000株単位ですから、1銘柄100万円を超える投資になります。
このリスクを受け入れることの出来る私ではありませんでした。
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