3341 日本調剤(株)
保険調剤薬局チェーン企業で業界2位です。
中小調剤薬局を傘下に収め、業容の拡大を図ってきたほか、後発医薬品メーカーを買収するなどして急成長してきました。
関東甲信越の門前薬局が地盤で、駅前店や訪問サービス強化しています。
といった話は、表向きの話でありまして、ここの一番の特徴は、名物社長の三津原博社長を抜きにしては語れないでしょう。
全店舗の薬剤師を日本薬剤師会から脱会させ、2004年に設立した日本保険薬局協会の会長となったものの、これも脱会してます。
業界では孤立感もあるようですが、ヤフーの企業情報では、自前の情報を掲載するなど、強い信念を感じる企業です。
2016年6月17日 金曜日 11:09 都内
写真には日本ジェネリックが写っていまして、この企業は日本調剤の子会社です。
投資先として見た場合、時価総額は売上高の1/3で、売上高は伸び続けており、営業利益率も5%あることから、これだけ見ると割安感があります。
ただ自己資本比率が10%台の時もあり、何やら違和感も感じる企業です。
破たんの可能性があるというのではなく、売上高に対して負債は小さく、資本の圧縮が気になるのです。
そして大株主の状況を見まして、わかりました。
ここは社長の都合の良いように、株価や業績が変動する予感を感じます。
企業規模が大きいのと、創業者一族の持ち株比率が高いので、これは戦いを挑んでも、一般の投資家は勝ち目なしだと思います。
私の投資判断は見送りです。
ちなみにこのブログで何度か取りあげる「2402 アマナ」」( http://ameblo.jp/kurasitoyume/entry-12170097609.html )も、これと同様の状況にあります。
割安株には割安の理由はあるのです。
しかしそちらは、一般の株主からずいぶん社長も叩かれてまして、また株式の分散も進んでいます。
今期から収益重視とも宣言してますので、そちらは買い、おすすめ銘柄にしています。
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