9633  東京テアトル(株)


東京テアトルは、映画の配給、飲食店の運営、不動産賃貸を中心とする日本の映画会社ですが、主力は賃貸、リフォーム等の不動産事業です。

その歴史を見てみますと、1946年、東京興行株式会社として設立され、49年5月、東証再開と同時に株式を上場しています。

映画館、キャバレー、ボウリング場の運営を主な事業として手掛けてきました。

しかし、ボウリングブームの終焉や、映画産業の斜陽化などから経営不振に陥ったようです。

そこで安定的収益基盤の構築を目的に、1981年10月に閉館したテアトル東京跡地の再開発を当時の清水清秋社長からセゾングループ総帥堤清二へ要請し合意。

83年には西武都市開発(のちの西洋環境開発)が増資して東京テアトル株式の37%を取得して再開発の主体を担い、1987年1月、跡地にホテル西洋銀座、銀座セゾン劇場、銀座テアトル西友が入居する銀座テアトルビルが竣工しました。

これによって東邦生命保険と共に銀座テアトルビルの共同所有者となったのです。

ちなみにこの銀座旗艦ビルは13年に売却しています。

1989年までに西洋環境開発(西環)は、東邦生命に次ぐ2位株主であったが、その後セゾングループ各社の持株を集約し、東京テアトルの筆頭株主となり、同社は西環の子会社となりセゾンG入りしました。

グループ入りに伴い、西武百貨店、西友、パルコが個々に運営していた映画興行の運営を受託しています。

1999年、大株主であった東邦生命が業務停止命令を受け破綻し、さらに翌年には西環も経営破綻しました。

大株主の喪失は東京テアトルにも大きな影響をもたらし、東邦生命から銀座テアトルビルの土地と建物を購入したほか、同ビルでセゾンGが手掛けていた事業を引き継ぐなどの為に新規に50億を超える融資を申し入れ、ピーク時には借入金総額は220億円を超えたようです。

また大株主の破綻によって安定株主を失い株式が大量に放出されたため、株価も急落する事態にも見舞われています。

銀座テアトルビル竣工以来、自己所有する歓楽街のテナントビルなどレジャー関連の不動産賃貸業とホテル運営が売上の柱となっていたが、世界金融危機による不況で、2009年から2013年にかけて多くの事業整理に踏み切りました。

その一方で、マンションリフォーム会社の買収によるリノベーションマンション販売事業の進出、北海道内を中心とした「串鳥」など居酒屋の出店、また、映画部門では既存の映画館に加え、運営受託したシネリーブルとシネカノンの映画館を「テアトルシネマグループ」のチェーンに組み込み、独立系の映画作品・配給会社の作品を中心とした作品の配給、上映の拡大などが行われています。

2016年6月17日 金曜日 17:33 池袋ルミネ

銀座の機関ビルを売却した時のことは、忘れようとしても忘れられませんね。

東京テアトル、銀座テアトルビルを178億円で売却へ

http://ginza.keizai.biz/headline/1896/ 

時価総額を超える売却額です。

しかし今の株価はまた元通り。

こういう銘柄に対しての、私の下す投資判断は決まっています。

私の投資判断は買いで、おすすめ銘柄です。


株式投資家の暮らしと夢

初めまして、kurasitoyumeと申します。 wiki等の情報を参考に、企業情報を確認して、その銘柄の投資判断くだす記事をメインに書いてます。 サブ記事でポケモンGOレポートを書いています。

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