2730 　(株)エディオン

株式会社エディオンは、日本の家電量販店チェーンで、中部、西日本を地盤とし、家電量販上位です。

かつては複数のチェーンブランドを展開する持株会社でした。

売上高はヤマダ電機、ビックカメラグループ（コジマとの単純合算値）に次いで業界3位で、１２年に店舗名を「エディオン」に統一しています。

その概要を見てみると、2002年（平成14年）3月に、中国地方を基盤とする株式会社デオデオと中部地方を基盤とする株式会社エイデンの共同で、エディオングループの持株会社として設立したのが始まりです。

2005年（平成17年）4月には近畿地方を基盤とする株式会社ミドリ電化を子会社化、2006年（平成18年）7月には関東地方を基盤とする石丸電気を関連会社化するなど、徐々に規模を拡大しました。

2009年（平成21年）10月に事業子会社を東西2社に再編し、1年後にこの東西事業子会社を吸収合併して、一連の統合を完了しました。

一連の再編にあたっては併せて、「地域別ブランド」戦略を打ち立て、テリトリー外の店舗を本来の地域運営会社に移管させました。

東京証券取引所・名古屋証券取引所1部上場（会社コード2730）、本社は関西地域の基盤強化を目的に2007年（平成19年）1月から7月にかけて、愛知県名古屋市千種区から大阪府大阪市北区堂島に順次移転しています。

傘下には北陸地方と北海道に展開をしているサンキューもあり、傘下を合わせて1,212店舗（2014年3月時点）を展開し、売上高はヤマダ電機、ビックカメラに次いで第3位です。

また2007年（平成19年）2月8日には、都市駅前型の業態を展開するためにビックカメラと業務・資本提携を行ない、最終的に経営統合を目指していたが、方向性の違いが明らかになったことから業務提携のみにとどまり、統合は白紙化されました。

その後、2年間の契約有効期限の満了をもって、ビックカメラとの業務提携を解消しました。

過去には全国展開を進めるヤマダ電機など関東系家電量販店に対抗するために、2002年（平成14年）からエディオン・上新電機株式会社・株式会社ミドリ電化・サンキュー・株式会社デンコードーと業務提携、5社による「ボイスネットワーク」を結成し、オリジナル商品の企画・開発などを行っていました。

しかし、2004年（平成16年）にエディオンとミドリ電化との経営統合が決定し、一旦残り3社との提携を解消しました。

2007年（平成19年）2月には、株式会社サンキューの株式40％を取得し連結対象子会社としました。

2006年（平成18年）には、家具の製造を行っているマルニグループの中核企業マルニ木工にも出資し、SPA化への意欲も見せています。

登記上本店があるエディオン広島本店本館の地は、源流会社の一つデオデオ（旧称・第一産業→ダイイチ）の創業地でもあります。

2012年（平成24年）にヤマダ電機がベスト電器と資本・業務提携し、同年12月10日に公正取引委員会が、両社以外の店舗がない10地域の内8店舗の他事業者への譲渡を条件に合併を承認したのに伴い、2013年（平成25年）の9月から11月にかけて、ヤマダ電機とベスト電器から埼玉県秩父市・福岡県朝倉市・佐賀県唐津市・長崎県島原市・長崎県諫早市・熊本県人吉市に所在する6店を譲受しました。

同時に種子島が問題解消地域となっている鹿児島県でベスト電器のフランチャイズ契約をしているカコイエレクトロと、2013年10月16日にベスト電器のフランチャイズ契約を解消した上で、エディオンとフランチャイズ契約を締結し、同年10月25日から旧：ベスト電器の17店舗が「エディオン鹿児島」としてオープン（加世田店は12月オープン）した他、「ベストファミリーショップ」として営業していた鹿児島県内の小型店8店はこれに先んじて同年10月1日からエディオンの店舗として営業しています。

2013年（平成25年）8月26日には株式会社LIXILグループと資本・業務提携を結ぶことを発表し、同時に第三者割当増資を行い同年9月11日を以ってLIXILグループが株式を8.00%を保有する筆頭株主となる（現在は第2位株主）とともに、エディオンは住宅リフォーム事業を強化しています。

2016年8月8日 月曜日 19:55　都内

投資判断ですけれども、時価総額は売上高の1/5以下と激安価格です。

一応利益は出てますが、企業規模は縮小し始めています。

それにしても割安感は強く、空売りも入っているので、上昇圧力は強そうです。

私の投資判断は買い、おすすめ銘柄です。