4921 (株)ファンケル
株式会社ファンケルは、神奈川県横浜市中区に本社を置く、通販主力の無添加化粧品メーカーで、サプリや健康食品も展開しています。
16年3月期より米国子会社を連結子会社化しています。
概要を見てみると、三重県出身の池森賢二が、産能短期大学中退後、ガス会社勤務などを経て、1980年に創業しています。
1981年株式会社化し、2003年会長、2005年に名誉会長となり第一線から退いたが、業績の悪化を受け2013年1月に執行役員として経営に復帰し、4月から会長復帰しています。
会社設立のきっかけは、池森の兄が経営するクリーニング店の手伝いをしていたことに始まります。
ある日、団地の集配達の仕事で依頼主の家庭を訪ねた際、その家の主婦が化粧品の肌荒れがひどいとの相談を受け、池森の妻もその主婦と同じ肌荒れに悩んでいました。
1970年代後半に化粧品による肌のトラブルが日本各地で相次ぎ、その報道に着目した池森は大手化粧品メーカーの経営者からの意見を聞き、化粧品公害の原因が防腐剤や殺菌剤であることを知ります。
そこで、池森は知人の化粧品技術者と共同で防腐剤・殺菌剤や香料などを使わない無添加化粧品の製造に着手します。
当初は訪問販売形式だったが、なかなか反応が出ませんでした。
こうしたことから、池森は無添加化粧品を多くの人たちに知らせるため、自作のチラシ800枚を製作して自宅近くのアパートや団地に一軒ずつ配布し、その結果、電話での問い合わせが殺到して無添加化粧品は間違ってなかったと確信し、ファンケルの設立と相成ったようです。
鮮度を表す製造年月日の表示や、5ミリリットル入りの使いきりミニボトル(通称:バイアス瓶)を開発するなど、化粧品業界初の試みも池森のアイデアによるものだそうです。
社名の「ファンケル」の由来は「ファイン・ケミカル」(日本語で『混じりけのない化学製品』)を簡略したもので、また「不安を蹴る=ファンケル」という説もあります。
関連会社として、同じく化粧品、健康商品等を扱うアテニアがあります。
2016年8月25日 木曜日 18:30 新宿
投資判断ですが、時価総額は売上高を少し超えるくらいで、この手の企業にしては割安だなと感じますが、その理由は利益率が低いからですね。
しかし財務は強固ですので、割安感の方が強いです。
チャートは長期見ると三角持ち合いの形をしていますね。
今後どちらに動くかはわかりませんが、たとえ下に動いても、元々株価は安いので、下値は知れているように思います。
ただ、せっかくボックス相場的な動きをしていますので、その安値圏で買いたいものです。
それに、どう考えても上がりそうだという時ほど、株って下がりますからね(笑)
今回の投資判断は見送りです。
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