9020 東日本旅客鉄道(株)
長期投資ブログとしてはかなり投資判断サイクルが短くなってしまいますが、12/31に10,320円で見送り判断した(翌営業日1/4の終値判断)この銘柄の写真が、ポケモンGOを開始した大切な1日の写真ですので、出来るだけ掲載しようと思い、今回再びこの銘柄をとり上げることにしました。
前回の投資判断からしたら、若干株価は下げてまして、しかも下げ方がボックス高値を意識した下げですので、投資判断としてはひとまず正解だったかと思います。
そんなわけでして、今回は自社発電設備について調べて見ました。
電車というくらいですから、電気で走るわけですして、そのエネルギーを自社で賄うというのは、当然の考え方ですね。
国鉄時代、首都圏の路線へ電力供給をするため川崎市川崎区に建設した川崎火力発電所および新潟県小千谷市周辺にある信濃川発電所(信濃川中流に設置された宮中ダムから取水)を所有し利用しているため、他の鉄道事業者とは異なり、東京電力からの電力供給が停止したとしても運行停止などの影響をほとんど受けません。
実際に、2006年8月14日に発生した首都圏大規模停電の際にも、京葉線の一部区間などを除いてほとんど影響はなかったようです。
ただし、2004年10月23日に発生した新潟県中越地震では小千谷市の水力発電所が破損し、自社発電の供給能力では電力を賄いきれなくなりました。
そのため東京電力から電力を購入したり、他発電所の発電量を増やしたりして対応していたが、2006年春には復旧工事が終了し全面的に稼動を再開しました。
だが、水利権の乱用の不祥事により宮中ダムの使用停止処分となったため、電力不足対策として傘下の火力発電所の増強と東京電力の購入量の増加で補う方針となりました。
信濃川発電所の稼動は2010年6月10日より再開されています。
2011年3月11日に起きた東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の影響で、東京電力の福島県にある福島第一原子力発電所・福島第二原子力発電所などが停止して電力不足になり輪番停電(計画停電)が実施されました。
その際、十日町市長の提案と国土交通省の指示により信濃川発電所の取水量を増して発電量を増やし、東京電力へ電力の融通 を行いました。
また、JR東日本も節電のために駅での照明の減灯や電車の運行本数を減らすなどしています。
2016年9月10日 土曜日 16:02 上野駅
投資判断なんですけどね、業績は極めて良いし、その利益率からすると、時価総額が売上高の2倍以下にあるのは割安感があります。
しかしながら、どうも株主還元への意識が企業として薄いように思うのですよ。
鉄道会社って、従業員は無料で使えるじゃないですか。
それなのに株主は100万円も投資して、2割引き券たった1枚ですか。
配当利回りもこの利益から低いし、改善の余地はあると思います。
私の投資判断は今回は見送ります。
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