8058  三菱商事(株)

三菱商事株式会社は、三菱グループの大手総合商社です。

三井物産、住友商事、伊藤忠商事、丸紅と共に、いわゆる五大商社の一つです。

総合商社大手で、三菱グループ中核です。

原料炭等の資源筆頭に機械、食品、化学品等の事業基盤厚いです。


概要と沿革を見ていきましょう。

日本で初めての株式会社といわれる坂本龍馬の海援隊が近江屋事件後に後藤象二郎に委ねられ、その後岩崎弥太郎に受け継がれて九十九商会となった企業の流れを汲んでいます。

九十九商会は、後に、三菱商会、三菱蒸汽船会社(後に郵便汽船三菱会社として2016年現在の日本郵船が分離)、三菱社と変遷しています。

岩崎小弥太が確立した三菱の経営理念は「所期奉公」「処事光明」「立業貿易」です。

大正時代に入ってから第一次世界大戦にかけて、取り扱い品目数の飛躍的向上をみたため、小弥太は各事業部門を独立させ、三菱合資営業部は「立業貿易」の方針に則り、1918年(大正7年)に、総合商社である三菱商事として独立しました。

第二次世界大戦後は三井物産と並んでGHQの直接指令によって解散し、174の会社に分裂したが、旧財閥系企業の活動制限緩和により、不二商事、東京貿易、東西交易の三社に集約された後、1954年(昭和29年)に旧三菱商事の清算会社であった光和実業が三菱商事の商号に復帰後、三社を吸収する形で大合同を果たして復活しました。

全共闘運動が最も盛んだった時代に土田・日石・ピース缶爆弾事件が起こされるなど、日本の大資本企業と見られています。

貿易仲介を中心とした口銭を稼ぐビジネスが中心であったが、藤野忠次郎が社長に就任した1970年代より資源開発への直接投資(天然ガスや原料炭)を手掛けるようになり、1980年代には菱食(現 三菱食品)などの食料流通などのバリューチェーンの構築を展開、1990年代に入り、コンビニエンスチェーンローソンを通じた消費者マーケットの開拓など、川上から川下までの領域にわたっての投資や経営参画を通じて収益を上げる体質変化を遂げ、収益拡大を続けています。

三菱金曜会及び三菱広報委員会の会員企業です。

2016年10月29日 土曜日 19:35 正面 スフィアタワー天王洲


投資判断ですけれども、時価総額は売上高の6割程度で、資源価格にも左右されますが、黒字にできる体質は保持しています。

これだけなら割安感があるのですが、他の超大企業と比較すると、若干株価は上がってしまったかなという印象はあります。

配当利回りが3%近いので、まだ買えるとは思うのですが、中期チャートで嫌な陰線が出ているのと、信用買い残が増えているのが気になります。

ただ、当ブログでは初めて取り上げる点や、歴史的超大底で1000円、中期底値1500円、現時点では2000円割れは考えにくい点などを考えると、私の投資判断は買いです。

1000円台にまで下げたら、一度ナンピンもありだと思います。

三菱商事のないポートフォリオでは、株式投資家は名乗れませんからね。


株式投資家の暮らしと夢

初めまして、kurasitoyumeと申します。 wiki等の情報を参考に、企業情報を確認して、その銘柄の投資判断くだす記事をメインに書いてます。 サブ記事でポケモンGOレポートを書いています。

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