4901 　 富士フイルムホールディングス(株)

富士フイルムホールディングス株式会社は、富士フイルムと富士ゼロックスを傘下に持つ持株会社です。

本社所在地東京都港区赤坂9丁目の東京ミッドタウン、本店は同・西麻布2丁目(高樹町)の富士フイルム西麻布ビルです。

事業は写真フィルムから液晶フィルム、医療機器、医薬等へ転換しています。

傘下に事務機器大手富士ゼロックスがあります。

概要を見てみましょう。

1934年（昭和9年）に写真フィルムの国産化を目指すため、大日本セルロイド社（現: ダイセル）の写真事業を分社して「富士写真フイルム株式会社」として設立。1962年（昭和37年）に英国のランク・ゼロックスと業務提携を結んで、複写機メーカー・富士ゼロックス株式会社を発足。2006年（平成18年）10月1日からは持ち株会社制に移行し、写真部門の事業を新たに設立した富士フイルム株式会社が継承、同時に現在の「富士フイルムホールディングス」に商号を変更して純粋持株会社となりました。

持ち株会社制への移行の背景には2000年以降、主力事業の写真フィルムやカラー印画紙といった写真感光材料市場がデジタル化の進展によって急速に縮小していることから、写真にとどまらず、これまでの写真フィルム製造で培われてきた化学合成などの技術力を応用して、液晶ディスプレイの材料や、医療・医薬、機能性化粧品、サプリメントなどメディカル・ヘルスケア分野への進出など新規の事業展開を積極的に行いやすくするためです。

また、富士ゼロックスとの連結経営の強化を狙うためのもので、それにあわせて社名からも「写真」を抜くことにしたものです。

結果、2011年3月期連結売上高に占めるカラーフィルムの売り上げは1%を占めるにとどまっています。

この持ち株会社制移行時に本店登記も神奈川県南足柄市（神奈川工場足柄サイト）から東京都港区（富士フイルム西麻布ビル）へ移転されました。

東京証券取引所に上場する化学セクタの企業の中で、時価総額は信越化学工業に次いで2位の規模を誇ります。

三井グループに属し、二木会、三井業際研究所に加盟しています。

前回は6/12に4,199円でおすすめ銘柄の買い判断をしてます。

http://ameblo.jp/kurasitoyume/entry-12169968969.html　

ボックス相場でもっと安いところもあり、かつ信用買い残が多いことから株価の下落も想定したコメントはしていましたので、外したとは考えていません。

ただこちらの不祥事は想定外でした。

富士フイルムHD　不適切会計で子会社の経営陣処分(17/06/12)

ただ不正の規模を考えると、企業業績にはそれほど影響を与えるものではなく、信用買い残が減ればよいなとむしろ考えてしまうくらいです。

ですので、別の動画も紹介しておきます。

企業広告 TVCM「医療用3D解析技術」篇／富士フイルム

投資判断ですけれども、時価即額は売上高と同等で、営業利益率は不正分を差し引いても５％はありますので、まずまず割安感はありますね。

信用買い残は相変わらず多いのと、チャートはボックス相場で、引き続き安値はありそうな感じはありますが、私の投資判断は引き続き買いです。

ただ不正がありましたので、おすすめ銘柄からは一旦外します。