運命のボタン(映画)
『運命のボタン』(原題: The Box)は、2009年のアメリカ映画。リチャード・マシスンのミステリースリラー短編小説『死を招くボタン・ゲーム』(原題: Button, Button)を映画化。
あらすじ
1976年のクリスマスが近い12月16日の早朝、バージニア州リッチモンド。一人息子のウォルターがいる、足に障害を持つノーマと、NASAに勤務して宇宙飛行士を夢見ているアーサーのルイス夫妻。その元に差出人不明の箱が届けられる。その箱の中には赤いボタンが付いた謎の装置と、「夕方に御伺いします」と書かれた手紙が入っていた。不気味に思う夫妻だったが、その日の夕方、妻の前に顔の左半面に傷を持ったスチュワードと名乗る老人が実際に現れる。彼は装置のことを説明するのだが、それは「この装置のボタンを押せば100万ドルを手に入れることができる。しかし、世界のどこかに住んでいる、貴方の知らない誰かが死ぬことになる」という恐ろしいものだった。また老人は「24時間以内に決断できなかったり、誰かにこのことを話せば、取引は無効になる」という条件も提示するのだった。
監督
リチャード・ケリー
脚本
リチャード・ケリー
原作
リチャード・マシスン
『死を招くボタン・ゲーム』
キャスト
※括弧内は日本語吹き替え
ノーマ・ルイス - キャメロン・ディアス(はしのえみ)
アーサー・ルイス - ジェームズ・マースデン(桐本琢也)
アーリントン・スチュワード - フランク・ランジェラ(有本欽隆)
ノーム・カーヒル - ジェームズ・レブホーン(小島敏彦)
ディック・バーンズ - ホームズ・オズボーン(中博史)
ウォルター・ルイス - サム・オズ・ストーン(成家義哉)
ラナ・バーンズ - セリア・ウェストン(藤生聖子)
映画『運命のボタン』予告編
結構難解な映画で、最後まで良くわからない部分がありました。
見終わった後に、なんとなく言いたいことはわかる感じでした。
そしてそのテーマを考えると、とても余韻の残る映画です。
この映画を観た後に、食事などしながら、押す?押さない?などと誰かと話したら、より楽しいと思います。
ちなみに映画のこういう終わり方も、私はありだと思います。
主人公たちの世界が中心ではなく、映画の世界が中心にある作りですね。
それはいわば、映画鑑賞者のための作りではなく、映画作品をより良いものにするための作りです。
面白さで言ったら、75点くらいです。
でも記憶に残る作品ですので、殿堂入り映画にします。
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