5631 - (株)日本製鋼所

株式会社日本製鋼所(にほんせいこうしょ、The Japan Steel Works, Ltd.)は、鋼板、鍛造品、鋳造品、プラスチックの射出成形機、戦車や艦艇の砲を製造する日本の株式会社です。

三井グループに属し、略称は日鋼(にっこう)、あるいは英語表記の頭文字をとってJSWと記されます。

大型鋳鍛鋼で世界有数、電力・原子力向け製品が収益柱で、射出成形機でも上位です。

火砲手掛けています。


概要を見てみましょう。

旧株式会社日本製鋼所は、1907年(明治40年)、英国の技術を導入して国産の兵器を製造する会社として、北海道炭礦汽船株式会社、英国アームストロング・ウイットワース会社(Sir W.G.Armstrong, Whitworth and Co., Ltd.)、英国ビッカース会社(Vickers Sons and Maxim, Ltd.)の出資によって北海道室蘭市に設立されました。

これは製鋼事業としては安来製鋼所に次ぐ画期的な出来事でした。

第二次世界大戦敗戦に伴い、企業再建整備法により後の1950年(昭和25年)に解散しました。

解散された旧会社の資産と人材をもとに新たに設立された株式会社日本製鋼所は、兵器の製造で培った鍛造技術、鋳造技術を活用し、発電所、化学プラントに用いられる特殊な鍛造品、鋳造品、プラスチック・マグネシウムの射出成形機や各種の産業機器を製造しています。

また、戦車や艦艇の火砲や発射システムなどの防衛機器の製造も続けています。

製作所として、発電用タービンローターや原子力用部材、化学プラントに用いられる鉄鋼製品やブレードやタワーなど風力発電用風車を生産する室蘭、プラスチック・マグネシウムの射出成形機、戦車や艦艇の火砲などを生産する広島、レーザーアニール装置など電子機器用装置を生産する横浜があります。

かつては産業用機械を生産する東京、鹿島工場のほか、軍需用機器を製造・補修していた宇都宮(後のシンガー日鋼)、赤羽作業所、および輪西工場(現新日鐵住金室蘭製鐵所)がありました。

従来、本社機能は東京都千代田区有楽町、日比谷三井ビルディングと東京都府中市日鋼町1番地1号の旧自社ビル(日本製鋼所東京製作所跡地、2004年(平成16年)に売却)に分かれていたが、2007年8月14日、東京都品川区のゲートシティ大崎ウエストタワーに移転しました。


設立経緯を見てみましょう。

日本製鋼所の設立経緯について、特筆しておくべきこととして海軍との関係や、初の外国資本導入(ここでは英国資本)が挙げられます。

当時代議士でもあった、北海道炭礦汽船の専務取締役の井上角五郎は、かねてより製鉄業こそが近代化の根幹であると考えており、鉄道国有化による売却収入を利用して、北海道の地に製鉄事業に進出することを計画して、伊藤博文、松方正義ら元老に働きかけました(日本製鋼所室蘭製作所の迎賓館である瑞泉閣には、伊藤博文の「日本製鋼所」という揮毫が残っている)。

一方、海軍においても日露戦争の経験から兵器国産化を目指していたが、そのためには先進国から技術を導入する必要がありました。

そこで、この計画に乗る形で呉鎮守府の山内万寿治中将を参画させる(現役将官が民間企業の顧問となるのは極めて異例である)ことで、兵器国産化を目的とした、製鋼事業を起業することが急速に具体化していきました。

当初、井上は追分で産出された石炭から作ったコークスと、倶知安などで産出した鉄鉱石を用いて高炉製鉄とそれに付随して製鋼を行うことを企図していたが、海軍側の説得により製鋼と兵器製造を中心とすることになっていきました(井上の念願であった製鉄事業については、1909年に北炭輪西製鉄場を開設して、現在の新日鐵住金室蘭製鐵所へとつながっていく)。

先進国からの技術導入であるが、当時の海軍は英国のアームストロング・ウイットウォース會社 (Sir W.G.Armstrong, Whitworth and Co., Ltd.) から軍艦や兵器を多く買い付けていました。

山内はこれを北炭に紹介するとともに、日英合弁事業とすることを勧めたとされます。

そこに英国ビッカース會社 (Vickers Sons and Maxim, Ltd.) が参加して、日本製鋼所を室蘭に設立することが決まりました。

なぜ室蘭に日本製鋼所が設立されたかについてであるが、もともと、室蘭には海軍の鎮守府の設置が内定しており、軍港として指定されていたが、地勢的に太平洋側からの攻撃に対して防御が困難であるという理由により、鎮守府の設置は見送られたという経緯がある(大湊警備府を参照)。そこで、使われていなかった室蘭港を使用することとしたのです。

また海軍のみならず陸軍とも深い関係をもっており、日本軍最大級の試製四十一糎榴弾砲の砲身製造などを手がけています。

2017.03.16 一時帰休・原発関連受注 低調・日本製鋼所 室蘭製作所


投資判断ですが、時価総額は売上高と同じくらいで、営業利益率は5%ですね。

しかしながら、当期損失が続いています。

チャートは歴史的安値圏でのボックス相場で、信用倍率は1倍以下です。

私の投資判断は買いです。

そろそろどこかで黒字転換だと思います。

株式投資家の暮らしと夢

初めまして、kurasitoyumeと申します。 wiki等の情報を参考に、企業情報を確認して、その銘柄の投資判断くだす記事をメインに書いてます。 サブ記事でポケモンGOレポートを書いています。

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