6674 - (株)ジーエス・ユアサ コーポレーション

株式会社ジーエス・ユアサ コーポレーションは、旧日本電池と旧ユアサコーポレーションが2004年に経営統合して誕生した純粋持株会社です。

自動車用鉛蓄電池で世界3位、リチウムイオン電池の育成注力しています。


概要を見てみましょう。

自動車電池、産業用電池、電力貯蔵用電池、特殊電池、燃料電池などの電池や比較的大規模の電源装置を中心に開発・製造・販売をしています。

自動車・二輪車用の鉛蓄電池で国内のシェアはトップ、世界でも第2位のシェアを占めます。

バッテリー会社としてのイメージが大多数を占めるが、バックアップ電源システムや無停電電源装置などのシェア率は国内トップです。

東京証券取引所第1部に上場しています。

ちなみに「ジーエス(GS)」とは旧・日本電池のブランドであり、創業者である島津源蔵のイニシャルに由来します。


沿革を見てみましょう。


GS(日本電池)

1895年 -島津源蔵 (2代目)、日本で初めて鉛蓄電池を製造

1908年 -商標「GS」を使用開始

1917年 -日本電池(株)を設立

1919年 -自動車用電池の製造開始

1933年 -ガラス製水銀整流器の製造開始

1938年 -アルカリ電池の製造開始

1940年 -超高圧水銀灯を開発

1966年 -サイアムGSバッテリー(タイ)設立

1993年 -角形リチウムイオン電池を開発


YUASA(ユアサコーポレーション)

1913年 -初代湯浅七左衛門は金属の電解科学に関する研究を開始

1915年 -大阪府泉北郡向井町(現堺市堺区)の湯浅鉄工所内に湯浅蓄電池製造所を設け、蓄電池の生産に着手

1918年 -湯浅蓄電池製造(株)を設立

1920年 -自動車用電池を生産開始。据置電池用チュードル型極板も完成

1924年 -乾電池の研究に着手。翌年生産販売を開始

1930年 -国産初の電気バス(YKN型)に蓄電池を提供

1949年 -再建整備計画に基づき、湯浅乾電池(株)を分離独立

1950年 -湯浅蓄電池製造(株)と湯浅乾電池(株)を合併、湯浅電池(株)として新発足

1963年 -ユアサバッテリー(タイ)設立

1966年 -日本で初めて完全即用式液別電池を発売

1972年 -超薄膜ユミクロンセパレーターによる高性能ユミクロン電池発売

1992年 -社名を湯浅電池(株)から(株)ユアサコーポレーションに変更


ジーエス・ユアサ コーポレーション(GSユアサ)

2004年4月 -日本電池とユアサコーポレーションが株式移転により、持株会社ジーエス・ユアサ コーポレーションを設立

2004年6月 -日本電池とユアサ コーポレーションの事業を会社分割により9社に承継(ジーエス・ユアサ マニュファクチュアリング、ジーエス・ユアサ バッテリー、ジーエス・ユアサ パワーサプライなどを設立)

2005年10月 -インドのタタグループと合弁会社AutoComp GY Batteries Pvt. Ltd.を設立

2005年 -ボーイング社の次世代旅客機「787」に搭載される電池をフランスのタレス社から受注

2006年1月 -日本電池がユアサコーポレーションを吸収合併し、ジーエス・ユアサ インダストリーに商号変更

2007年1月 -ジーエス・ユアサ パワーサプライが、ジーエス・ユアサ マニュファクチュアリング及びジーエス・ユアサ インダストリーを吸収合併

2007年12月 -三菱商事、三菱自動車工業と合弁会社リチウムエナジージャパンを設立

2009年4月 -本田技研工業と合弁会社ブルーエナジーを設立

2010年4月 -ジーエス・ユアサ パワーサプライが、ジーエス・ユアサ コーポレーションの子会社株式を含む事業管理・研究開発機能を継承するとともに、ジーエス・ユアサ ビジネスサポートとジーエス・ユアサ インターナショナルを吸収合併し、GSユアサに商号変更

2013年 -GSユアサ、ロバート・ボッシュ、三菱商事の3社で合弁会社Lithium Energy and Power GmbH&Co.KGを設立


事業所

本社 〒601-8520京都市南区吉祥院西ノ庄猪之馬場町1番地

研究所 - 京都、小田原、福知山

工場 - 京都、群馬、小田原、福知山、草津、栗東

海外拠点 - アメリカ、イギリス、タイ、インドネシア、マレーシア、ベトナム、パキスタン、インド、オーストラリア、中国、台湾


事業会社

GSユアサ自動車用・産業用各種電池、電源システム、受変電設備、照明機器、紫外線応用機器、特機機器、その他の電気機器の製造・販売。ジーエス・ユアサ バッテリー補修用自動車電池、自動車関連商品の販売。ジーエス・ユアサ テクノロジーその他電池の製造・販売。ジーエス・ユアサ アカウンティングサービス子会社ファイナンス、経理事務。ジーエス・ユアサ フィールディングス総合エンジニアリングサービス。ブルーエナジー自動車向け高性能リチウムイオン電池の製造・販売。リチウムエナジージャパン大型リチウムイオン電池の開発・製造・販売。


その他


F1との関わり

イギリスに拠点を置くF1チーム、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスに1991年よりバッテリー供給を行っている。


ボーイング787のバッテリー問題

ボーイング787のバッテリー問題(ボーイング787のバッテリーもんだい)とは、ボーイング787に2013年に発生した、とくにバッテリー(リチウムイオン二次電池)に起因する電気系統の問題である。

駐機中の日本航空(JAL)機と飛行中の全日本空輸(ANA)機にバッテリーからの出火事故が発生し、アメリカ合衆国連邦航空局 (FAA) は耐空性改善命令を発行した。このため、1979年のマクドネル・ダグラス DC-10以来の[1]、運航中の同型機すべてが世界中で運航停止になるという事態となった。

ボーイング社では電池の事故は1,000万フライトに1回と説明したが、2回の事故はいずれも5万フライト以前だった。


宇宙開発との関わり

人工衛星や国際宇宙ステーション(ISS)などで使用されているバッテリーを供給している。

2015年8月19日に打ち上げられたH-IIBロケット5号機および、搭載された宇宙ステーション補給機「こうのとり5号機」にも使用された。

GS YUASA 100th Anniversary Video (JP)

GSユアサ CM バッテラ バッタ ブロッコリー 3連発

GSユアサ 産業用リチウムイオン蓄電池 製品ムービー


第709回 GSユアサ 2017.08.31


これだっていう企業紹介がなかったので、色々紹介しました。

投資判断ですが、時価総額は売上高の7割で、営業利益率は6%です。

投資家には途轍もなく人気のあるのある会社で、信用買いが多く信用倍率は8倍です。

将来の売り圧力が強く、需給が悪いですね。

これがチャートを安値で推移させている原因だと思います。

しかし私の投資判断は買いです。

ファンダメンタルでは割安な状態だと思います。

株式投資家の暮らしと夢

初めまして、kurasitoyumeと申します。 wiki等の情報を参考に、企業情報を確認して、その銘柄の投資判断くだす記事をメインに書いてます。 サブ記事でポケモンGOレポートを書いています。

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