7733 - オリンパス(株)
前回は、1/31に3,895円で見送りの投資判断をしています。
https://ameblo.jp/kurasitoyume/entry-12243083670.html
若干株価は上がっていますが、配当も少なく優待もない状態では、この程度の株価上昇では投資に成功したとはいえないと思いますので、私の見送りの投資判断は正解だったと思います。
今回は沿革から見ていきましょう。
1919年(大正8年) - 山下長が高千穂製作所を創業、顕微鏡や体温計など理化学計器類の製造・販売を始めた。
1920年(大正9年) - オリンパス体温計と顕微鏡「旭号」を発売
1921年(大正10年) - 商標"Olympus"を登録。
1923年(大正12年) - 体温計製造分野を赤線検温器(現テルモ)に譲渡。
1927年(昭和2年) - 油浸系1200倍の顕微鏡GK型完成。
1928年(昭和3年) - 大礼記念博覧会に顕微鏡やその写真装置「エピディアスコープ」などを出品。GE型顕微鏡が第一位優良国産賞を獲得、天皇に献上した。
1934年(昭和9年) - 顕微鏡で成功しカメラ製造に進出したカール・ツァイスやエルンスト・ライツ(現ライカ)に倣いカメラ製造を志し、写真レンズの設計を始めた。
1935年(昭和10年)2月 -技術幹部数十名が分離独立して八洲光学工業を創業。 秋- 写真レンズの試作を始めた。
1936年(昭和11年)6月 - 第一号写真レンズ「ズイコー」75mmF4.5を完成した。 秋 - 第一号カメラ「セミオリンパスI型」を発売した。
1939年(昭和14年) - 安宅商会の資本参加を得て200万円に増資した。
1942年(昭和17年) - 高千穂光学工業株式会社に社名変更した。
1943年(昭和18年)末 - 製糸工場だった諏訪工場を買収、光学兵器工場とした。
1944年(昭和19年)春 - 製糸工場だった伊那工場を買収、光学兵器工場とした。
1945年(昭和20年) - 渋谷工場を諏訪工場に疎開した。 5月 - 空襲で本社と本社工場焼失。
8月 - 終戦後、焼けなかった渋谷工場の後に本社を置き、諏訪工場がカメラ、伊那工場を顕微鏡工場として再起した。
1949年(昭和24年) - オリンパス光学工業株式会社に社名変更、東京証券取引所に上場した。
1950年(昭和25年) - ガストロカメラ発明。
1954年(昭和29年) - 大阪証券取引所上場。
1963年(昭和38年) - 胃カメラにファイバースコープを採用。
2003年(平成15年)10月1日 - オリンパス株式会社に社名変更した。
2004年(平成16年)10月1日 - 映像事業をオリンパスイメージング株式会社、医療事業をオリンパスメディカルシステムズ株式会社に分社した。
2007年(平成19年)6月 - 不適切と感じた上司の行動を社内のコンプライアンス室に通報し、営業職社員に内部通報後に配転された品質教育の部署へ報復的な配置転換。
2009年(平成21年) - 大阪証券取引所の上場を廃止した。
4月1日 - 特例子会社オリンパスサポートメイト株式会社設立
2011年(平成23年)11月8日 - オリンパス事件での「損失計上先送り」と歴代経営陣が意図的に隠ぺいしたことを会社として公式に認める。
2013年(平成25年)2月22日 - ソニーが11.46%の出資比率の筆頭株主になる。
2015年(平成27年)4月1日 - オリンパスイメージング株式会社及びオリンパス知的財産サービス株式会社を吸収合併するとともに、オリンパスメディカルシステムズ株式会社の事業のうち法規制対応・製造の各一部を除く事業を会社分割により継承。ソニーがJPモルガン証券に保有株式の約半数を売却。
2016年(平成28年) 2月18日 - 内部通報後に配転された品質教育の部署へ報復的な配置転換した社員に和解金1100万円を支払うと共に、和解内容を全社員に告知することなどで和解が成立[2]。
4月1日 - オリンパス事件について粉飾方法を指南した2人に対し、東京地方裁判所で5億円の損害賠償全額の支払いを命ずる判決が出る。 3月24日 - オリンパス事件についての損害賠償で高山修一前社長ら13人との和解が成立。
11月28日 - オリンパス事件についての元監査役5人との損害賠償で全員との和解が成立したと発表。
2017年(平成29年)2月9日 - テルモとの資本提携を解消すると発表。
事業所
幡ヶ谷事業所 (東京・幡ヶ谷)本社事務所 - 東京都新宿区
東京事業場笹塚 - 東京都渋谷区
幡ヶ谷事業所 - 東京都渋谷区
本店・技術開発センター石川 - 東京都八王子市
技術開発センター宇津木 - 東京都八王子市
長野事業場伊那 - 長野県伊那市
長野事業場辰野 - 長野県上伊那郡辰野町
白河事業場 - 福島県西白河郡西郷村
主要株主
2015年9月30日現在。
1.日本マスタートラスト信託銀行(信託口) - 5.28%
2.ソニー - 5.04%
3.ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー - 4.35%
4.日本生命保険 - 3.88%
5.三菱東京UFJ銀行 - 3.88%
6.日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口) - 3.60%
7.日本トラスティ・サービス信託銀行(三井住友信託銀行再信託分・三井住友銀行退職給付信託口) - 3.33%
8.ステート・ストリート・バンク・アンド・トラストカンパニー 505223 - 2.83%
9.三井住友銀行 - 2.44%
10.ジェーピーモルガンチェースバンク - 1.74%
オリンパス(株) 会社紹介
投資判断ですが、時価総額は売上高の2倍で、営業利益率は10%です。
チャートは歴史的高値圏でのボックス相場で、信用倍率は2倍弱です。
私の投資判断は引き続き見送りです。
インカムゲインは極めて弱く、あまり個人投資家にメリットのある銘柄には思えません。
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