7951 - ヤマハ(株)
前回は昨年の10/3 に3,300円の見送りの投資判断をしています。
https://ameblo.jp/kurasitoyume/entry-12205884847.html
ボックス相場の高い場所を嫌って見送りの投資判断をしましたが、これだけ時間が空くと、そんなことが気にならないほど株価は上昇し、買い忘れない方が大切だったみたいですが、私の投資判断も、その通りには動いたわけで、まずまず成功した投資判断かなと思います。
今回は会社概要を見てみましょう。
明治時代の創業以来の事業であるピアノ製造をはじめとする伝統的な楽器事業は国内トップブランドでピアノ生産量では世界シェア1位です。
楽器は機械的な面での質の良さから、海外においても非常に知名度のあるブランドとなっています。
1897年(明治30年)に日本楽器製造株式会社(ニチガク)として発足し、ヤマハ・YAMAHAのブランド名で展開し、創業90周年に当たる1987年(昭和62年)に社名をヤマハに改称しました。
1960年代からエレクトーン、電子ピアノ等の電子楽器の開発製造をおこなっており、電子的な音源の開発ではMIDI規格等において規格制定企業となるなど高い技術力を持ちます。
これらの電子機器の開発から得られた技術力を活かし、半導体等の電子部品、ルーター等のネットワーク機器、オーディオ機器等の製造を行うAV・IT事業でも知られています。
これらの楽器製造から派生した事業として、ピアノの木工加工、塗装等のノウハウを活かし、高級車用の木工パネル製造等の自動車部品事業、楽器の普及のための事業から発展した音楽教室や楽譜・楽曲データ類の出版・ダウンロード販売・アーティストの発掘やそれに付随する音楽出版等の音楽関連事業、音楽をはじめとして生活に彩りを与えるものとして手がけられたリゾート施設等のレクリエーション事業、ゴルフクラブを製造するゴルフ・スポーツ用品事業などを本社及び関連会社で行っています。
国内のアコースティックピアノにおけるシェアは約6割、河合楽器製作所が同4割で長らくこの比率は変わっていません。
ただ市場は1980年前後の約30万台をピークに縮小を続け、今や2万台を切るまでに縮小した。そして電子ピアノで世界シェアで5割と圧倒的な競争力を誇り、管楽器においても世界シェアで3割を占めます。
フルート、サクソフォン、トランペット、ホルンなど楽器ごとにそれぞれ競合メーカーは異なるが、ヤマハは特にトランペットに強く、近年は米国向けに引き合いが強いが、管楽器は検品など生産に時間を要すため需要に供給が追いつかない状況です。
二輪車製造大手のヤマハ発動機は1955年(昭和30年)に日本楽器の二輪製造部門が独立して設立されたものです。
2017年(平成29年)時点においてはブランド名を共通とする関連会社です。
社章・商標・ロゴマークです。
ヤマハの前身である日本楽器製造株式会社が設立した翌年の1898年(明治31年)、社章として「3本の音叉を交叉させたマーク」(音叉マーク)が定められました。
この3本の音叉には、次のような意味が込められています。
・「技術」「製造」「販売」の3部門の強い協力体制
・音叉に象徴される、音および音楽を中心に世界(外円)にのびゆくたくましい生命力
・音楽の基本である「メロディー」「ハーモニー」「リズム」の調和
社章の制定と同時に、商標として「音叉をくわえた鳳凰」が定められました。
以後、企業の成長とともにこの音叉マークも様々な形を経て、1967年(昭和42年)に統一されました。
この音叉マークの統一にあわせ、音叉マークとヤマハロゴを組み合わせた「ヤマハロゴマーク」が制定されました(ロゴタイプは大文字英字でYAMAHA)。
なお、現在使われているロゴマークは1998年(平成10年)11月にマイナーチェンジされたものです。
これには、外円と音叉が黒地に白抜きで表現される「標準形」と、外円と音叉が白地に黒で表現される「特殊形」の2種類があります。
また、日本楽器製造時代には、ヤマハ発動機と共通のカタカナ表記の「ヤマハ」ロゴも使われたが、日本企業各社でCIが盛んであった1987年(昭和62年)の社名改称時にカタカナロゴは廃止されました。
ヤマハ音楽教室TVCM「みんなでドレミファ」篇
個人的に上の動画は好きでして、CMで見た時に強い印象を受けました。
母親の方を振り向くところが、子供心を理解しているなと思いました。
企業CM「Artists×Yamaha」篇
ヤマハの取り扱う楽器やビジネスを総動員して演奏する動画ですね。
コンパクトですが、素晴らしい企業紹介動画です。
投資判断ですが、時価総額は売上高の2倍で、営業利益率は10%ですね。
チャートは上昇トレンドで歴史的高値圏で、信用倍率は1倍を大きく下回る状況です。
この状況では株価はまだまだ上がりそうですが、株価的には妥当な水準になっていると感じます。
割安な株は他にもたくさんありますので、私の投資判断は、今回は見送りたいと思います。
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