3382 (株)セブン&アイ・ホールディングス
前回は1/16に4,759円で買い判断していますね。
https://ameblo.jp/kurasitoyume/entry-12238491346.html
若干株価は下がってしまっていますが、誤差の範囲でしょう。
今回は概要から見ていきましょう。
日本最大のコンビニエンスストア・チェーンのセブン-イレブン・ジャパン、総合スーパーのイトーヨーカ堂、そごうと西武百貨店を運営するそごう・西武、東北地方などを中心に展開するスーパーのヨークベニマルなどを中心とする日本の企業グループです。
持株会社化前はアイワイグループ (IY Group) と称しています。
沖縄県を除く46都道府県に店舗展開しています。
以前はイトーヨーカ堂を中核会社とする企業グループでした。
しかしイトーヨーカ堂の業績が伸び悩み、業績を立て直す必要がありました。
一方で、子会社のセブン-イレブン・ジャパンの業績は好調で、セブン-イレブン・ジャパンがグループの中心的な存在になっていました。
そのため、セブン-イレブン・ジャパンの株価の時価総額が筆頭株主たるイトーヨーカ堂を上回る状態となり(いわゆる「親孝行会社」になった)、同社が買収の対象となりやすい状況にありました。
ちょうどその頃に、ライブドアによるニッポン放送買収問題が発生し(ニッポン放送の経営権問題)、敵対的買収への防衛策について注目が集まっていました。
そこで、イトーヨーカ堂が子会社の業績に頼らない経営、および敵対的買収からの防衛を目的として、持株会社制への移行を決定しました。
2005年9月1日、イトーヨーカ堂、セブン-イレブン・ジャパン、デニーズジャパンの三社で、持株会社「セブン&アイ・ホールディングス」を株式移転により設立して経営統合を行いました。
この持株会社のロゴマークはセブン-イレブンのロゴを元にしています。
また近年では事業の中核がイトーヨーカ堂からセブン-イレブン・ジャパンへと移りつつあります。
2005年、株式上場することで敵対的M&Aの標的になることを危惧した西武百貨店社長の和田繁明から、セブン&アイHLDGS.社長の鈴木敏文に経営統合が持ちかけられました。
鈴木は「2トップ制の対等、二人三脚の統合」を主張したが、和田の側が一歩引き、傘下入りすることで合意しました。
2006年1月31日、野村プリンシパル・ファイナンス株式会社の保有する株式 (65.45%) を買い取り、株式会社ミレニアムリテイリングを子会社化しました。
2006年6月1日には株式交換により完全子会社化しました。
これにより、コンビニエンスストア・スーパーマーケット・デパート(百貨店)という既存業態の枠を超えた日本最大で、世界でも屈指の巨大総合流通グループになりました。
「新入社員といえど、世の中の他の新入社員を店頭でお迎えすべき立場にある」とのポリシーから、通常4月に行われる新入社員の入社式を3月に行っています。
2012年度には「新しい今日がある」というスローガンを掲げ、呼称を「セブンアイ」または「セブンアイグループ」としました(表記は今まで通り「セブン&アイ」のままである)。
呼称に関しては2013年度から再び「セブン&アイ」に戻されています。
沿革を見てましょう。
2005年(平成17年) 9月1日 - 株式会社セブン-イレブン・ジャパン、株式会社イトーヨーカ堂、株式会社デニーズジャパンの3社が株式移転により3社の持株会社として設立しました。
9月2日 - 日経平均株価の構成銘柄として採用されました。
12月26日 - そごう、西武百貨店の持ち株会社であるミレニアムリテイリングが買収防衛の為、かねてからセブン&アイHLDGS.に傘下入りを打診しました。
ミレニアムリテイリングの株式を野村プリンシパル・ファイナンスから買収し100%子会社化することを発表し、百貨店事業に進出しました。
このことにより、セブン&アイ・ホールディングスは流通小売業で国内一位、世界でも有数の規模となりました。
2006年(平成18年) 1月31日 - 野村プリンシパル・ファイナンスの保有する株式を買い取り、株式会社ミレニアムリテイリング(そごうと西武百貨店の親会社)を子会社化(65.45%)しました。
3月1日 - 後述の会社分割と合併を行い、セブン&アイ発足時の法手続きによりイトーヨーカ堂に発生したセブン&アイ株を自社に移転しました。
また、ヨークマートとセブン&アイ生活デザイン研究所を直接子会社化しました。
6月1日 - 株式交換により株式会社ミレニアムリテイリング(そごうと西武百貨店の親会社)を完全子会社化。
9月1日 - 株式交換により株式会社ヨークベニマルを完全子会社化しました。
2007年(平成19年) 1月10日 - 外食事業を行うデニーズジャパン・ファミール・ヨーク物産の統合を目的として、株式会社セブン&アイ・フードシステムズを設立しました。
4月23日 - 独自の電子マネー「nanaco」(ナナコ)の発行・事業開始(ジェーシービーと共同開発中)。2006年(平成18年)5月時点の計画では、セブン-イレブン・イトーヨーカ堂・デニーズの全店舗が取扱店となる見込みです。
5月23日 - プライベートブランド「セブンプレミアム」商品の販売開始しました。
イトーヨーカ堂、ヨークベニマル等、傘下4社にて取扱しています。
2008年(平成20年)8月5日 - アインファーマシーズと資本業務提携しイトーヨーカドー等ショッピングセンター内にドラッグストアを出店する方針です。
2009年(平成21年) 8月1日 - 傘下の株式会社そごうが、株式会社ミレニアムリテイリングと株式会社西武百貨店を吸収合併し、株式会社そごう・西武に商号変更して、直接の完全子会社となりました。
9月1日 - 株式会社そごう・西武が、株式会社ロビンソン百貨店を吸収。セブン&アイ系百貨店(そごう・西武・ロビンソン)が一社に統合されました。
2015年(平成27年) 11月1日 - ECサービス「オムニ7」をオープンしました。
2016年(平成28年) 4月7日 - 鈴木敏文会長が策定した人事案が否決された責任を取り、退任することが発表されました。
5月26日 - 鈴木会長が名誉顧問、村田紀敏社長が顧問に退き、井阪隆一が後任として昇格しました。
10月6日 - 阪急阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オー リテイリング株式会社との資本業務提携を発表しました。
関西圏のセブン-イレブンで『Sポイント』を採用するほか、傘下のそごう・西武運営店舗のうちそごう神戸店、西武高槻店、そごう西神店をエイチ・ツー・オー リテイリングが承継する予定としていたが、西神店に関しては後に撤回しました。
2017年(平成29年) 7月6日 - 通信販売会社のアスクル株式会社との業務提携を発表しました。
両社の通販サイトで互いの商品を扱うほか、共同で食材の宅配事業に取り組む予定です。
セブンイレブンがブラック企業大賞!セブン経営の知られざる実像【セブン&アイ/コンビニ/鈴木敏文/鈴木康弘】リテラ
こういう動画が投資家にとってマイナスの話かというと、微妙なところでして、結局誰かが損をしてくれるから誰かが得が出来るわけで、投資家に対してはとても誠実な企業かなと、私は考えます。
投資判断ですが、時価総額は売上高の2/3で、営業利益率は6%ですね。
チャートは長期的に見るとボックス相場の若干高い位置にあり、信用倍率は2倍です。
割安感はありますので、私の投資判断は買いです。
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