1793 - (株)大本組
株式会社大本組
株式会社大本組(おおもとぐみ)は東京都港区に本社を、岡山市北区に本店を置く中堅の総合建設業者(中堅ゼネコン)です。
土木主体中堅から建築主体にシフトしていて、岡山を地盤に全国展開しています。
無人化施工技術など独自技術強みがあります。
概要
本店を創業地でもある岡山市北区に置くほか、東京本社を東京都港区に置く。首都圏における受注が全体の6割を占めており、商業施設、物流施設ほか、都心においてオフィスビル・ホテル建築を数多く手がけている。
かつては土木系に強いゼネコンとしてダム工事・トンネル工事などの大規模事業を多く手がけるなどしていたが、公共工事の発注量が減少したことにより、数年前から事業の柱を土木事業から建築事業に転換、受注元も官公庁から民間に転移させるなどした結果、現在は売上高の約7割を建築事業が占めるようになっている。
最近の建築工事として、アシックス東京本社、イオンモール幕張、イオンモール岡山、ホテルモントレ半蔵門、ホテルモンテエルマーナ神戸、ホテルケーニヒスクローネ神戸、アマノギャラクシービル、アロア築地ビル、GLP厚木Ⅰ、Ⅱ、青山OHMOTOビルなどがある。
青山OHMOTOビルは自動車広告の背景にも採用されている。
土木工事としては、東京湾アクアライン、レインボーブリッジ、関西国際空港、中部国際空港、東京国際空港、瀬戸大橋などの様々な国家プロジェクトに参入している。
財務体質は非常に強固であり、自己資本比率は60%以上。永年にわたり無借金経営を貫いている。
沿革
1907年(明治40年) - 大本百松個人創業
1937年(昭和12年) - 株式会社大本組設立
1961年(昭和36年) - 大本榮一、社長に就任
1971年(昭和46年) 本社(現本店)新社屋完成
機構改革実施。岡山本店、東京本社設置
社長室及び営業、土木、建築各本部制を実施
1982年(昭和57年) - 岡山本店〜東京本社・支店間オンラインシステム開設
1986年(昭和61年) - 日本建設業団体連合会に加入
1987年(昭和62年) - 社史「大本組の80年」刊行
1988年(昭和63年) - 事務本部(現 管理本部)発足
1993年(平成 5年) - 技術本部発足
1994年(平成 6年) - 株式店頭公開
1996年(平成 8年) 東京本社・支店を千代田区永田町に移転
ISO推進室(現、安全環境品質部)を設置
高層建築物の構造評価を取得
1998年(平成10年) ISO9001の全社認証取得が完了
情報系システム(OMCOS NET)全国展開
2000年(平成12年) - ISO14001の全社認証取得が完了
2002年(平成14年) PERS工法研究会を設立
コンプライアンス委員会の設置
執行役員制度導入
2011年(平成23年) - 大本万平、社長に就任
2016年(平成28年) - 東京本社・支店を港区青山に新築移転
代表的技術
免震構法・制震構法
HIRC-OS(大本組高層RC構法)
大深度ニューマチックケーソン無人化工法
ヘリウム混合ガス利用システム
遠隔操作システムによる無人化施工技術
グループ会社
テクノアシスト(太陽光発電事業)
関連項目
本宮ひろ志 - 1987年(昭和62年)刊行の社史「大本組の80年」に漫画「百松魂」を執筆(大本組のHPから閲覧可能)。
ユーチューブで企業紹介動画は見つけることが出来ませんでした。
歴史ある優良企業ですので、私のブログの昨年の殿堂入り銘柄「2402 アマナ」( https://ameblo.jp/kurasitoyume/theme-10100314026.html )などに、企業紹介動画などを制作してもらった方が良いと思います。
素敵なものが出来ると思います。
投資判断ですが、時価総額は売上高の約半分で、営業利益率は約6%です。
自己資本比率は64%で、財務良好です。
チャートは右肩上がりの上昇トレンドで、歴史的高値圏です。
出来高の山を見ると、売り抜けの山が出来ているのが気になります。
空売りは出来なくて、信用買い残は2万株ほどです。
ここで上昇相場が終わってしまうのか、もうしばらく様子をみたいところです。
私の投資判断は、今回は見送ります。
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