2402 (株)アマナ
株価が上昇するメカニズムはどうなっているのでしょうか?
そこにはいくつかのパターンがあります。
全部は紹介できませんが、話の流れに必要な部分を紹介します。
最も多いパターンは、相場の主(例えば幹事証券や、親会社的な大株主や、売買を頻繁にする外資など、その時々で株価を動かせる立場の者)が安値で株を集め、高値で株を売りさばこうとするパターンです。
この場合、カモが高値で株を買ったら、株価はまた低いところへ売り崩されます。
相場の主によって。
次に多いパターンは、多くの投資家の買いがその銘柄に集中し、相場の主(親会社的な大株主)がその数を計りかねて、一時的に株価上昇を容認するパターンです。
IRなどは当然、相場の主は把握していますが、想定以上に買いが発生することもありますからね。
これもその買いが尽きると見込まれたところから、天井が作られ、また売り崩されます。
この二つのパターンが株価上昇の大部分なわけでして、一般的には「ボックス相場」や「騙し上げ」などど言われることになります。
では本当の、株価が底上げされるような上昇というのは、どういうものがあるのか?
一つは大きな出来高が発生し、相場の主がチェンジする場合です。
この場合、新しい相場の主は、さらに高いところで株を売らなければなりません。
安いところでは、前の相場の主が買い戻しにくるのは確実ですからね。
他のパターンでは、相場の主が仕込みを完了させる前に、相場環境が大きく変わって、買い戻しをあきらめて株価上昇を容認することもあります。
一番理想的なのが、企業の配当が大きくなるパターンです。
相場の主もそれに合わせた高い水準で売買益を稼ごうとします。
またアベノミクスは多くの外資を買い転換させました。
安値で売買益を得ていた相場の主は売りを弱め、株価の上昇を容認し、外資が売りに入る水準まで、株価上昇は容認されました。
経済政策、為替水準などは、株価を押し上げる要因になります。
株主優待もマーケットの在り方を大きく変えつつあります。
優待情報はマーケット全体に必ず行きわたり、ジャンル関係なくあらゆる銘柄を保有する優待投資家層が、どの水準まで買ってくるかは予測出来ますので、それに売り向かう相場の主はいないでしょう。
配当利回りに匹敵する、優待利回りという概念が、今ではマーケットでは存在しています。
そんなところが大きな株価上昇のメカニズムですが、この「2402 アマナ」はこれとは違うパターンで株が上がるのではないかと、私は予想してます。
ここは買い注文が飽和するのではないかと考えてます。
つまり、売り物がなくなり、買えば買うほど株価が上がる、そんな状況がすぐ目の前にあるのではないか、私はそう感じるのです。
マーケットには常に証券会社がいます。
証券会社は株がなくても株を売れる、つまり無限空売りが出来ます。
その無限空売りの使い手が、これ以上売ったらまずいぞという状況になるのではないか、私はそう考えるのです。
「2402 アマナ」は、昨年末にこの無限空売りが発覚する、「フェイル」(http://www.jscc.co.jp/seisan/genbutsu/acceptance_debt/fail.html)が発生しています。
ツイッターや掲示板には、証券会社から株主権を一時的に貸してくれという電話があったいう書き込みがいくつか見られました。
この情報は面白いです。
毎年年末株価が上昇していたのに、上がらないのはおかしいなと思ってましたら、無限空売りで株価を抑えられていたのです。
このフェイルは、最終的には、これはアマナ関係者が対応したのではないかと、私は推測してます。
そして空前絶後の大赤字決算を出し、大暴落を引き起こして安値での買い戻しを図ることで、この状況の打開を図ったのだと考えているのです。
アマナの1Qが予定以上に良かったのは、本来前年度の4Qで計上できた売り上げを期ずれで計上したのではないかと、私は考えてます。
1Qからあれだけ上方にずれるのはおかしいですよね。
その数字を公表するのは1Qの半ばですから、わずか1か月半でそこまで経営環境が急変すると考えるのは無理ですよ。
取引先に相談すれば、売上発生時期を早めるのは無理でも、遅らせてもらうことは可能ですからね。
しかしこの手法は、もう使えないです。
私はアマナの株主総会に行きましたが、社長は今度赤字決算出したら、追放を提案される可能性ありますよ。
掲示板では株主提案で15000人の株主に社長追放を提案するなんていう案も出てますしね。
これは企業にとって、大きな失態です。
過去の業績が素晴らしいわけではありませんし、拒否権も社長は保有していませんので、他の大株主から引導を渡される可能性あります。
「2402 アマナ」の発行株式数は5,408,000株です。
単元株にすると、54080個。
このうち支配権の獲得には50%が必要で、実際に大株主の変動を見ますと、50%の株は流動していません。
つまり流動出来る株は単純計算で27000個
そして株主数は15000人です。
大赤字決算で株主数は若干減少したかもしれませんが、しかしその後の出来高を見てますと、比較的早い時期にそれは回復し、今年度も昨年度以上の株主数になると私は予想します。
この状況では、一人200株保有することも出来ません。
マーケットはパンクすると思います。
ほんの些細な出来事で、マーケットメーカーは「2402 アマナ」の売買水準の変更を余儀なくされると思います。
そのほんの些細な出来事には、どんなことが想定出来ますでしょうか?
例えば私は考えますね。
この銘柄は基本に忠実に取り扱うならば、100株、1単元株だけ保有するのが一番賢い選択です。
でも株価が上がる可能性があると考えたら、たった100株だけの保有というのは、賢い選択とは言えませんよね。
企業側は3年前より、「今期から」収益重視の経営にするとも言ってます。
株価が2倍3倍になっても、単元株しか保有しなかったら、株主は株価上昇の恩恵はまったく受けれません。
ゼロです。
なぜなら、この銘柄は株主優待が長期保有に有利に出来てますから、皆さん売れないでしょ?
だとしたら、この銘柄を保有するのは、何株が適切なのか?
200株ですか?
私はもう少し買っても良いと思いますね。
なぜならこの企業の時価総額は、売上高の1/4です。
全体相場の水準にもよりますが、平均的に考えると、営業利益率5%で時価総額は売上高と同等水準になりますので、この銘柄は2300円くらいまでは普通に上昇する可能性があります。
これ、実はアマナの公募価格です。
10年以上先の、「2402 アマナ」の姿が見えていたのでしょうか?
証券会社ってプロですね(笑)
5/26 13:26 自宅にて
これで「2402 アマナ」を取り上げるのは3回目ですね。
前回の記事はこちらです。
https://kurasi-yume.amebaownd.com/posts/850795
「2402 アマナ」は社長の株が70万株くらい大証に貸し出されてます。
短期的にはこれを売りに使うことも出来ますので、70万株プラスαを買い切れる資金がないのならば、信用買いはやめた方が良いですね。
「2402 アマナ」の応援団長が言ってますね。
!!! 現物長期投資で応援であります(笑) !!!
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