名探偵コナン 純黒の悪夢(映画)
『名探偵コナン 純黒の悪夢』(めいたんていコナン じゅんこくのナイトメア)は、2016年4月16日に公開されたアニメ映画で、劇場版『名探偵コナン』シリーズの20作目にあたる。上映時間は112分。
劇場版『名探偵コナン』の20周年記念作品であり、興行収入はシリーズ最高となる63億3,000万円を記録した。
概要
原作やアニメでは黒の組織とFBIが対峙(たいじ)するのは定番だが、劇場版でこの2組がともに作品に関与して対峙することは初めてとなる。また、CIAや公安警察も初めて劇場版に関与する。
それぞれバーボンとキールのコードネームで黒の組織へ潜入捜査を行なっている公安警察の安室透(降谷零)とCIAの水無怜奈(本堂瑛海)は劇場版初登場となる。また、FBIの赤井秀一は過去に回想シーンや声のみでしか登場がなかったため、こちらも劇場版には初登場となる。なお、2014年9月30日に死去した家弓家正に代わって土師孝也が演じるジェイムズ・ブラックはテレビシリーズに先駆けて本作に初登場する。
明確な姿や影は描かれず、変声機を通したような声のみではあるが、これまで原作とアニメの双方において謎に包まれていた、黒の組織のナンバー2にあたるラムも本作に初登場する。
前作に続き、白鳥警部が登場せず、2作続けて登場しないのは初である。また、本作は従来のシリーズに比べてアクションの要素がかなり多く、推理要素は少なくなっている。
本作のオープニングは大幅にリニューアルされており、新一がAPTX4869によってコナンになるまでの経緯や、灰原の紹介などが新たな作画で描かれている。前作の『業火の向日葵』ほどは短縮されていないが、博士のアイテムの紹介などが省略されており、劇場版に初登場となる安室透と水無怜奈、そして初めてストーリーに大きく絡むFBIの紹介にとどまっている。また、この紹介の中で降谷零が警視庁公安部ではなく警察庁警備局警備企画課(ゼロ)の所属である事が、原作やアニメに先立って明言された。演出では、新一がコナンになった経緯の説明の場面のみ、レンガの中に1カットずつ映像が挿入され、カットが変わるごとに映像が白黒になり別のレンガに次の映像が映された。オープニングで大幅に演出が変わったのは第11作『紺碧の棺』以来9年ぶりとなる。本作のオープニングでの声の出演のテロップはコナン役の高山みなみに続いて、灰原役の林原めぐみが表示された。
エンドロールにて、第17作『絶海の探偵』以来3年ぶりに事件後の様子が描かれており、前作に引き続きコナンの目は登場しない。また、終盤ではチーフプロデューサーとして2011年7月までの15年7ヶ月間シリーズに携わり、2016年1月14日に亡くなった吉岡昌仁が追悼されている。
劇場版シリーズの定番となっているエンディング後の次回作の予告が今作でも放映された。エンディングの後、満月と紅葉の落葉を背景に、服部平次役の堀川りょうによる「しのぶれど…ちゅうワケか」というセリフとともに、次回作の製作が決定したという旨の字幕による予告が流れた。明らかになったのは2017年春に公開予定との情報のみで作品名や内容は明らかになっていなかったが、のちに『から紅の恋歌』であると明らかになった。
近年のシリーズの他作品と同様に、本作も小学館ジュニア文庫から2016年4月14日に小説版が発売された。
キャッチコピーは、「黒に染まれ」「ダブルフェイスはここまでだ」「暴かれるダブルフェイス」「暴かれたダブルフェイス!宿命が導く、頂上決戦(バトルロイヤル)ミステリー!!」。
第21作『から紅の恋歌』の公開を記念し、『金曜ロードSHOW!』枠で行われる「2週連続コナン祭り」の第2弾として、2017年4月14日に地上波で初放送された。
あらすじ
ある夜、警察庁内に何者かが侵入し機密データを閲覧していた。これを察知した安室透や風見裕也ら公安警察は侵入した女と対峙するも、警察庁内から逃げられてしまう。車で逃走する女を追う安室、そしてFBIの赤井秀一を加えた三者によるカーチェイスが繰り広げられる。女は逃げながらも「ノックはスタウト、アクアビット、リースリング。あなたが気にしていたキール、バーボン」とのメールを誰かに送信していた。赤井は女の進路を先読みして車のタイヤを撃ち抜き、橋から落下させて爆発に至るが、捕縛するには至らなかった。一方、カーチェイスから命からがら逃げのびた女は、東都水族館の多色ライトを目撃すると同時に頭をおさえて苦しみだし、気を失う。
『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』90秒予告編
コナン君よりアムロとシャアの声が気になって仕方がなかったのですが、個人的には内容には少々だるい印象もうけました。
一気に見てしまうことは出来ず、途中休憩をいれてから鑑賞しました。
点数にして60点。
辛うじて合格点です。
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