8031 三井物産(株)
三井物産株式会社は、三井グループの大手総合商社です。
三井不動産、三井銀行(現・三井住友銀行)と並ぶ『三井新御三家』の一つです。
通称は物産。
東京証券取引所市場第一部上場しています。
三井グループ中核の総合商社で、鉄鉱石、原油の生産権益量は商社断トツで、インフラ等にも強みがあります。
概要を見てみましょう。
日本初の総合商社。歴史上、まだ商事会社という日本語すら無かった明治初期に、あらゆる産品の貿易を手掛ける世界に類を見ない民間企業として発展し、後に「総合商社」と称される企業形態の原型を造りました。
明治時代の日本企業による海外進出は、まず三井物産が進出し、日本郵船が航路を開き、横浜正金銀行(現・三菱東京UFJ銀行)が支店を出すと言われ、日本の外交官から「公館(大使館・領事館)無けれど物産あり」と言われるほど、官民を問わず、日本の組織としていち早く海外の辺境地域へ進出していきました。
戦後財閥解体により一時解散を余儀なくされるが、1959年(昭和34年)2月旧三井物産系商社が大合同し現在の三井物産が誕生。大合同により当時最大の総合商社の地位を取り戻すが、三井グループ挙げて投資したイラン・ジャパン石油化学(IJPC)がイラン革命及びイラン・イラク戦争により暗礁に乗り上げ、三菱商事にその座を譲ります。
同社は多くの人材を輩出しています。
戦前の大日本麦酒(現在のアサヒビール・サッポロビール)、大正海上火災保険(現・三井住友海上火災保険)、東レなどの三井グループの中核企業には、旧三井物産出身者の設立した企業が少なくないことから、「組織の三菱」に対し「人の三井」と言われています。
トヨタグループの創設者 豊田佐吉の自動織機製造の資金・海外展開面で支援したことから、トヨタグループとの繋がりも深く、現在もカナダや中南米の一部の国におけるトヨタの販売会社(ディーラー)に出資する等の関係を継続しています。
セブン&アイ・ホールディングスと親密で物流やショッピングセンターの開発などの面で提携しています。
「PROGRESS」三井物産 採用コンセプトムービー
投資判断ですけれども、時価総額は売上高の半分程度で、営業利益率は5%くらいあります。
割安な状態だと思います。
ただ配当利回りが良いせいか信用買いが増えていること、またチャートが売り崩しで下げトレンドに陥っていることが気になるところです。
そのような、短期的には下がることがほぼ見えている中で、買い判断を出来る銘柄かどうかという点に関しては、三井物産はYESですね。
単元株が15万円ですから、大きく下げたら買い増しが可能な状況です。
株価1200円割れを起こした時に1発目、その次は900円割れでいうナンピンの仕方です。
これが150万円だったら様子見の判断をしていたと思います。
私の投資判断は買い、おすすめ銘柄です。
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