5713 住友金属鉱山(株)
住友金属鉱山株式会社は、住友発展の基礎となった別子銅山や世界有数の金鉱脈がある菱刈鉱山などを経営する、住友グループの非鉄金属企業です。
住友グループ広報委員会にも参加する企業です。
非鉄金属と電子材料が2本柱で、資源開発・製錬に重点投資、ニッケルで非鉄メジャー入り狙います。
概要を見てみましょう。
日本で最も歴史ある企業の一つで、住友財閥の源流企業です。
住友家の業祖、蘇我理右衛門が南蛮吹きといわれる銅精練の技術を開発し、天正18年(1590年)京都に銅吹所を設けたのが始まりで、住友家は秋田の阿仁銅山、備中の吉岡銅山などの経営に乗り出し、日本一の銅鉱業者へ発展しました。
元禄4年(1691年)には別子銅山の開発に着手し、これが世界最大級の産銅量を誇る鉱山に成長して住友財閥(現在の住友グループ)の礎を築きました。
現在は世界各地で鉱山開発、製錬を行っている他、電子・機能性材料の生産なども行っている大手の総合非鉄金属メーカーです。
資源の保有量は日系企業の中でもトップクラスであり、埋蔵量が高いと言われている菱刈鉱山・ポゴ金鉱山(アメリカアラスカ州)を保有し、国内で唯一電気ニッケルを提供している企業としても知られています。
銅地金の生産シェアはパンパシフィック・カッパーに次いで国内2位です。
証券業界では、かつて上場企業であった住友金属工業(新日本製鐵に吸収合併されたため、現在は新日鐵住金)と区別するため「別子(ベッシ)」もしくは「住友山(山は証券業界では『鉱業』の意味)」と呼ばれています。
非鉄金属メーカーとしては唯一のTOPIX 100構成銘柄です。
住友金属鉱山(株) 2015年中期経営計画
中期経営計画がズタボロですので、この銘柄を調べるに当たり、非鉄金属のチャートを調べてみました。
http://www.cx-portal.com/metal/
銅などは昨年底を確認していますので、業績の悪化もこの辺りで止まるように思うのですが、いかがでしょうか?
そして私の投資判断ですが、時価総額は売上高と同じくらいで、営業利益はほとんどない状態です。
割安感はない上に、信用買い残が急増しています。
チャートは横横状態です。
私の投資判断は今回は見送ります。
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