1963 日揮(株)
日揮株式会社は、日本の建設会社、エンジニアリング会社です。
東京証券取引所第1部上場企業で、社名は設立当時の社名である「日本揮発油株式会社」に由来し、JGCはJapan Gasoline Companyの略です。
総合エンジ国内首位、世界で有力です。
海外各地で石油・ガス、化学、発電等プラント幅広く手掛けています。
概要を見てみましょう。
日本のエンジニアリング会社の代表企業です。
主な業務は、「製品を作る製造設備を造る事」です。
製造設備の内訳は、石油精製プラント、石油化学・化学プラント、LNGプラント、天然ガス処理プラント等です。
1928年10月25日、東京府東京市麹町区内幸町(現・東京都千代田区内幸町)に日本揮発油株式会社を設立しました。
資本金は250万円で会長・島徳蔵、社長・実吉雅郎、専務・関口寿、常務・角田駒治の経営陣でスタートしました。
当初の設立目的は製油所の経営で、そのためにアメリカのUniversal Oil Products(ユニバーサル・オイル・プロダクツ)社のプロセスライセンスを購入したものの、結局製油所の経営は断念し1930年代からUOP社のライセンス業を主体としてエンジニアリング事業を始めました。
1956年、日本初の「グラスルーツ(新設)製油所」である、出光興産徳山製油所の建設を一括受注しました。
1960年代から海外での企業活動に力を入れ始めました。
1962年、東証二部に上場しました。
1965年、医療・薬品・食品・原子力などの分野に進出しました。
1969年、東証一部に上場しました。
1976年、社名を「日本揮発油株式会社」から「日揮株式会社」に変更しました。
1983年、日揮のコンピュータ部門が独立、日揮情報システム株式会社を設立しました。
1985年、医療・薬品・食品・原子力などの分野に注力しました。
1997年、神奈川県横浜市西区みなとみらいに横浜本社を建設しました。
設立以来、世界70カ国以上2万件におよぶプロジェクトを遂行してきた。また、LNGプラントでは世界有数の実績を誇ります。
2000年代後半の原油高にともなうプラント建設ブームにおいては、選択受注戦略をとり、売り上げを減らしながら過去最高益を打ち立てました。
さらに、ビジネス規模はそれほど大きくないが、医療や製薬関連のライフサイエンス分野でも実績があります。
特に、2008年には東京都の精神医療センターの約15年間の施設維持管理および運営・調達業務を行う契約を落札しました。
日本国内エンジニアリング会社としては初めての病院PFI事業となります。
また、排出権取引を始めとする環境ビジネスにも本格的に着手しつつあり、中国での水質改善事業への参加が伝えられました。
さらに、北米では日揮が100パーセント出資のオペレーターとして石油開発事業を開始(日量約1000バーレル)するなど、プラント以外の事業への進出も目立ちつつあります。
日本国内においては、日揮は東洋エンジニアリング、千代田化工建設と共に「エンジニアリング御三家」と呼ばれたが、2014年現在、純利益および受注残高において日揮が大きく他2社を引き離しています。
毎月末日(10月は創立記念日の25日)には日本経済新聞の朝刊の1面に突き出し広告を掲載しています。
現代ビジネス講座 「日本に必要なエンジニアリング」 20160401
アルジェリア人質事件の痛ましい出来事は、未だに記憶に新しいのですが、その時の国内に満ちた日揮撤退だけはやめて欲しいという空気は、未だに忘れることは出来ません。
日本国は、海外との共存なくしては反映できない国なのだなと再認識しました。
投資判断ですけれども、突然の業績悪化が昨年度ありました。
まずこれが長期化するのかということを考える必要があります。
業績予想を見ますと、売上高の持ち直しは見込めず、黒字転換はするものの、厳しい状況が続きそうです。
しかしながら財務は強固ですので、企業の存続を脅かすような話ではありません。
時価総額は売上高の6割です。
営業利益は辛うじて黒字予想です。
チャートは安値圏に近く、信用買いは減少傾向にあります。
私の投資判断は買いです。
安いときに仕込むのが、儲けるコツです。
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