売買板の見方 2402 (株)アマナ
私は投資家ですので基本的に長期投資をベースにしているわけですが、投資歴も長いので、超短期的な値動きについてもかなり詳しいです。
超短期的な値動きを見るには売買板を見なくてはなりません。
今回は、ここ何回か取り上げた銘柄「2402 アマナ」(http://amana.jp/)を使って解説したいと思います。
さて、この売買板ですが、各参加者が様々な工夫を凝らして、偽情報を提供してます。
その中でも、見せ板(売買する意思のない指値注文)が最も注意しなければならない偽情報です。
しかしこれについては、その偽情報をかなりの確率で見破る方法があります。
売買板は8:00前後から形成されるのですが、8:05くらいまでの間は、見せ板があまり出ていないのです。
ですので、この売買板をこの時間に見つめていれば、その銘柄の指値注文の状況が比較的正確にわかるのです。
もちろんこれも前週から週末に投資家に見せるために注文出す者もおりますが、その不自然な配置は見れば察することが出来ます。
今回は時間ごとの発生注文を見ることで、その詳細を確認したいと思います。
ちなみに前日終値は661 円です。
まず、5/30 8:09 「2402 アマナ」の売買板をご覧ください。
あまり写りがよくないのですが、これと8:06の売買板を比べてください。
5/30 8:06 「2402 アマナ」
この時間帯は3分間ありましたけど、ほとんど変わりません。
ではここに至るまでの変化を見ていきましょう。
5/30 1
5/30 2
5/30 3
5/30 4
3から4にかけての売買注文の変化が、違和感を感じます。
この辺りで、短期売買の注文が入っていると見るのが妥当だと思います。
と言いますのが、889円の売り注文200株、私はこれを見ました。
これは890円に多くの売りがあると予測して、前もって1円安く出して確実に売りたいと出された指値売り注文に見えるからです。
実際には890円に売りが出されていなかったので浮いていますよね。
そして8:06のを見ますと、売り指値注文は700円以上は隠してますね。
この辺りで売買させたいという意図を感じます。
つまり8:06の板には、もうすでに長期的な実需とは違う思惑の注文が入っているのです。
そこで、この銘柄の現時点の個人投資家の指値注文は4の情報をもって行うのが適切であると判断するのです。
買い優勢と私は判断します。
しかしだからと言って株価が上がるとは言いません。
個人投資家が買うと、株価は下がるからです。
株を提供する者は、売った後に株価を下げて、買った個人投資家に損切りしてもらってそこで買い戻さないと儲かりませんからね。
その思惑を上回る買いがここにあるかといえば、現時点では見当たりませんね。
業績は好調ですから、気長に待ちましょう。
「2402 アマナ」の前回のブログはこちらになります。
http://ameblo.jp/kurasitoyume/entry-12164666709.html
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